2022.06.10

ニュースリリース

【タイモブ新メンバー】坂本明子がジョインしました!

2022年5月末より、弊社に新メンバーとして、UXデザイナー・コミュニティアクセラレーターの坂本明子がジョインしました。タイモブには過去数年ユーザーとして関わっていましたが、これからはタイモブメンバーとして顧客体験の最適化とコミュニティの活性化に携わっていきます。

〈略歴〉
国際基督教大学教養学部アーツ・サイエンス学科卒、美術・文化財研究専攻。在学中に、オランダ・マーストリヒト大学にて交換留学。またWantedly 、 Retty 、tsukurubaなど複数の国内スタートアップでインターンを経験。
大学卒業後、スウェーデンの家具メーカーIKEAの物流部門に入社し、人事を担当。2018年に日本に進出したばかりのWeWorkへ入社し、コミュニティマネジメントに従事。組織とビジネスの急速な拡大フェーズを経験。2020年、アメリカ系IT企業Houzzへ転職。建築家や工務店など、住まいづくりの専門家と施主を繋ぐ仕事を担当する傍ら、長年の夢だったUXデザインの勉強を開始し、キャリアシフト。
タイガーモブとの出会いは、2020年のフィンランドプログラムへの参加。以来、ユーザーとして数年関わっていたが、2022年の年始に参加した神戸スタートアップアフリカを通して、ここなら自分のやりたいことをやりながら、作りたい未来を仲間と共に作っていけそうだと思い至り、ジョインを決意。フリーのUXデザイナーとしても活動中。

人間万事塞翁が馬

この度、タイガーモブへジョイン致しました坂本明子です。
この場を借りて、皆様へご挨拶させていただきます。

私のモットーは、人間万事塞翁が馬です。
一見、不運に思えたことが幸運につながったり、
その逆だったりすることが人生にはたくさんあるように思うので、
詮索をしすぎずに、冒険と挑戦を繰り返し、
その都度、学び成長していきたいなと思っています。

”石の上にも三年”という言葉が日本にはありますが、
私は学生を卒業して以来、略歴の通りいろいろな仕事を転々としてきました。
その時々の自分にとって必要だった場所で、必要な経験を積み、
軌道修正を重ねて今日へ至っていると思っております。

世界と繋がりたい、日本に縛られたくないと、外資系企業で働いてきた数年間を経て、
今回タイガーモブへジョインしようと思った一番の理由は、
自分が生まれ育った国の未来から、自分は目を背けてはいないかと、
自分自身に対して疑問を持ち始めたからです。

テクノロジーの力により世界があまりにも繋がった現代だからこそ、
平和について、環境について、これからの未来について、
真摯に考えて行動していかなければ、いろんな意味で手遅れになってしまうのかもしれない。
”ヘルジャパン”と呟いている場合じゃないのかもしれない。
でも社会を変えるって、ぜんぜん簡単なことではない。

唯一着実に、未来に変化を起こすための手段は、教育なんじゃないか。
それは子供の教育というよりも、全世代が協働して学んでいくための教育なんじゃないか。
日本の教育は遅れていると嘆き、自分だけ海外へ移ることは何の解決にもならないんじゃないか。

そんなことを悶々と考えていた時期に、
かねてよりユーザーとして関わらせていただいていたタイガーモブが、
新メンバーを募集していることを知り、呼ばれるようにしてこの度、入社を決めました。

”誰1人取り残さない”とは、SDGsの理念の一つでもありますが、
私は、台湾のオードリー・タン氏の著作の中でこの言葉に出会い
自分もそんな社会の実現に関わっていきたいと思うようになりました。

一部の”恵まれた”人間だけが先へ進み、得をし、贅を尽くすのではなく、
誰1人取り残さずに、人間もそれを活かしてくれる自然も、
それぞれがのびのびと生きていける世界に生きていたい。
システムの犠牲になる命を無くしたい。
多くの人が活き活きと人生を楽しみ挑戦している世界がみたい。
漠然とした大きな夢に聞こえるかもしれませんが、
目を疑いたくなるような戦争や環境問題が日々起こっている今だからこそ、
そんな未来をただ待つのではなく、何か行動を起こしたいと思いました。
そのために、自分も教育事業に携わっていきたいと思いました。

挑戦を加速させる体験と、シナジーを生むコミュニティを

では、そんな理想の実現のためにこれから日々何をしていくのか。
私のタイガーモブでの肩書きは二つあり、
一つはUXデザイナー、もう一つがコミュニティアクセラレーターです。
どちらも、聞き慣れない横文字でなんだかピンとこない単語かもしれません。

UXデザイナーとはUser Experience、即ち顧客体験をデザインする仕事です。
私がこれまで手掛けてきたUXデザインは、
主にウェブサイトやアプリなどのデジタルのプロダクトを中心としてきましたが、
タイガーモブではデジタルとフィジカルの両サイドをみていきます。
ユーザーのみなさんがタイモブのサービスを利用する際のフローを最適化し、
より豊かな学びと経験を得ることへ集中していただくと共に、
プログラム参加後もそこでの学びや経験、
また人との関係性を次に繋げていけるような体験の設計をすることが私の仕事です。

コミュニティアクセラレーターとは、
前職で担当していたコミュニティマネジメントと、
タイガーモブのアクセラレーターを掛け合わせた造語となりますが、
イベントの企画や情報発信及び整理、また人と人を繋ぐことで、
タイモブコミュニティが、さらにシナジーが生んでいくよう施策を打っていきます。

タイガーモブでの皆さんの経験や出会いを加速させ、挑戦をサポートすること。
そして、次世代のリーダーたちが、互いに刺激し合い、支え合って、
新しい未来を創造していけるコミュニティを築くことが現在の私のゴールです。
どうぞよろしくお願いします。

最後に、私の大好きな次世代リーダー、Amanda Gormanの詩の一節を。

”The new dawn blooms as we free it.
For there is always light,
if only we’re brave enough to see it.
If only we’re brave enough to be it.” 
– The Hill We Climb

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