地球の子を増やす
アクセラレーター
山口 真緒
Mao Yamaguchi
小学4年生の時に訪れたインドで、学校に行かずに一生懸命働いている子どもたちとの出会いがきっかけで、国際協力に興味を持つ。
国際基督教大学で学ぶ中、国際協力の特に教育分野に興味を持ち、卒業後に兵庫教育大学大学院で小学校専修免許を取得し、大阪府の小学校にて2年間教員として経験を積む。日本での教員経験を持ち、青年海外協力隊としてウガンダの小学校で音楽・体育・算数を指導。その傍ら、村の女性のエンパワーメントとして、村のリーダーと協力してアフリカ布を活用したハンドメイド商品を開発・販売。
帰国後、日本体育大学の特別研究員として、スポーツ庁委託のウガンダにおける小学校体育普及プロジェクトのマネージメントに従事。ウガンダ教育・体育スポーツ省と大学側のリエゾンや、現地でのワークショップの企画・運営、教員への指導、教員用指導マニュアルの作成に携わる。
協力隊と特別研究員で苦労した経験から、国際教育プロジェクト原点を知りたいと思い、国際協力の教育分野の理論や実践(教育プロジェクトプランニング)について興味を持ち、ロンドン大学大学院(Institute of Education)にて国際教育開発学を専攻。
なぜタイモブしているのか?
教室や国境を超えて、世界中のみんなが対等に学べる場を作りたい!
①私の人生の転換点ともなったインドでの体験
当然のように学校に通う私と、学校に行かずに道端で靴を磨きをするインドの子どもたちとの出会い。
「生まれてくる国が違うだけで、同じ地球に住んでいるのに、こんなにも生活が違うなんて。私は将来どの国に生まれても、子どもたちが学校に行けるようなサポートをしたい!」と強い想いを持つきっかけになりました。
百聞は一見にしかず。テレビや新聞、SNSでいろんな情報を得ることができる現代社会ですが、実際に行って見て、触れて感じた経験ほど、強烈で学び深いものはありません。
タイモブは、私が経験したような新しい世界との出会いと人生のミッションを、より多くの人へ届ける先駆者だと考えます。
②対等な学び合いこそが社会問題解決の鍵!
大学院の授業のディスカッションの中でクラスメイトが言った一言、
”低・中所得国の貧困・環境・教育問題は、西洋中心の社会構造によって引き起こされているからこそ、それらを解決するには、先進国の人々の意識や行動を変えていく必要がある。"
私はこれまで、現場に行くことでしか、現地の課題を解決できないと思っていました。しかし、彼女の一言から、教育を通して日本の人たちの社会課題に対する意識や考え方、行動を変えることが、最終的に格差を生んでいる社会構造にチャレンジし、それを解体すること、つまり貧困や環境問題の解決に一歩近づけるという見方をするようになりました。
日本の子どもや若者と遠く離れた国の人たちを繋げることで、そこから新しい考えや価値、そして絆が生まれ、自分のことだけでなく、同じ地球に住む仲間のことを考え、行動できるようになる人が増える。そんな人たちが日本や世界各地で増えたら、輪を広げられたら、社会課題に様々な方向からタックルしていくことができる。日本と世界の学びを繋ぐメディエーターとして、行動する主体を増やしたい。
③エキサイティングな仲間たち
各々の専門を活かしながら活動するチームメンバーと、タイガーモブのプログラムを経験し、今この瞬間も目の前のミッションに立ち向かっている人たち、そしてこれから出会う人たち。本来なら会うことのなかった人たちと繋がり、お互いに学び合い、行動する機会がタイガーモブには沢山あり、私の人生にスパイスを加えてくれそうだと思いました!